第二章(稲妻編)第一幕「鳴神不動、恒常楽土」をスクショを交えつつ、振り返りたいと思います。
時系列的に出てきた内容に触れるだけなのでネタバレはないはずです。
最後に元動画も貼り付けてありますので、宜しければそちらもご覧ください。
最後は天下一を目指す剣術家だ。
「明鏡止水流」の弟子入りという体で話を聞くが、師匠は邪気に取り憑かれていて、弟子入りは難しそうだ。
師匠は土門といい、独学で剣術を学び、目標は「天下一」の剣術家になることだと。しかし、少し前に神の目が奪われてから、変わってしまったようだ。
皆で相談した結果、師匠はきっと邪気に取り憑かれていて、「鳴神大社」の巫女にお祓いを頼んだという。
鳴神大社は鳴神島で一番大きな神社で、神社を司る大巫女は雷電将軍と親密な関係にあるらしい。
邪気払いの儀式は今夜行われるとのことで、それまで待つことに。
ドモンに明鏡止水に天下一なんてGガンダムじゃないっすか・・・。
ちなみに、長野県には「明鏡止水」という日本酒があり、近所には「黒澤酒造」という酒蔵もあります。
色々繋がってるのか、偶然なのか。
夜に小屋へ向かうと、土門は誰かの名前を叫んで発狂していたようだ。その名前はかつて土門に負かされた剣術家とのこと。
その中の一人である安西という人物は土門の元兄弟子だった。
小屋の前で邪気払いの儀式が終わるのを待っていると、怪しい人物が走っていくのを見かけたので、追いかける。
追いついて問いただすと、彼は安西だと名乗った。
安西は土門が来るまで自分が「明鏡止水流」を受け継ぐことを目標にしていたが、土門に敗れ面子も地位も失った。しかし、土門の剣術とそれを追求する心を認めている。
だからこそ、発狂したと聞いた時には嘘だと思ったようだ。「明鏡止水」の極みに達したのに?
本当に狂ったのか確かめるために来たとのこと。
安西が害を加える気がないことを確かめたので、「邪気払いの儀式」がどうなったのか、見に行く。
戻ると、邪気払いの儀式は終わっていた。しかし、土門は邪気に取り憑かれたわけではないようだ。
そして、「鳴神大社」の大巫女である「八重様」が土門に会ってみたいと言っているらしい。
その人は無駄に待つことを嫌っているため、指定された時間に「鳴神大社」に着くことが唯一行うべきこと。
明日、「鳴神大社」で落ち合う約束をした。
鳴神大社に着いた。すごく強いオーラを放つ「八重様」がそこにいた。初めて会ったはずなのに、こちらのことを見ていたような気もする。
八重神子(CV:佐倉綾音)は、土門からは邪気は感じられないと言った。それは、自ら狂ったということだ。巨大な重圧に耐えかね、心は崩壊し、精神も傷つきこのようになった。
その原因はおそらく神の目を奪われたからだろう。それは「願い」を奪われたことと同じだからだ。
八重神子は本物の「明鏡止水」はどこにもないと言った。
雑念がないように見える者が、その手で自身の師匠と兄弟子を負かした時、本当に何も感じないことなどあるだろうか?
「天下一を取る」という願いに執着し、苦しみを一時的に忘れて先に進むことができたのだろうが、それは同時に他者の夢を打ち砕いている。
その願いが失われた時、自分を否定し始め恐怖にもがいて、このようになってしまった。
そして八重神子は、あの未熟な妾の友人のようにと小さく呟いた。
明鏡止水とは、心に邪念がなく澄みきって静かな心境を意味する四字熟語なので、他人を負かしたり何かに執着したりする剣術とは相反する、という文脈なんだと思います。
そこに、こっそり旅人たちのあとをつけていた安西が現れた。
安西は、自分は面子を失うことに耐えかねて門下から逃げ出したから、土門は間違ったことはしていないと言った。そして、自分たちの願いを土門に託し、さらに高みに行けることを願ったと続けた。
さらに、願いが奪われたことで自分たちの期待に応えられないが、弟子たちに教えた「剣術を磨き、天下一を取る」という願いまで奪うなと強い口調で言った。
土門はそれを聞いて、自分みたいになるくらいなら、前に進むことをやめて立ち止まる方がマシと返したが、弟子たちは土門のように苦しむかわからないが、まだ止まりたくない、と。
安西は最後に、自分の願いをお前に託したようにお前もそいつらに願いを託せ、と背中を押した。
土門は人生で学んだすべてのものを教えると誓い、鳴神大社を離れたが、旅人だけは話があると呼び止められた。
彼女は、異郷から訪れる風はこの海域に新たな望みを吹き付けると言った。さらに、この島を訪れた時期はちょうどよく、期待に応えられるよう励むようにと続けた。
それらの言葉にどんな意味があるのだろう。
屋敷に戻ると、綾華が姿を現した。どうやらトーマと同じように、旅人を友人とみなしたからのようで、お互い友人として接することになった。
綾華はこれまでの神の目を奪われた三人と接して何を感じたか旅人に問うた。
これまでのことを思い返して、目狩り令に抗うことに協力すると申し出たが、雷電将軍と会わせてもらう約束を再度確認する。
社奉行にいる一般の人を巻き込まないように、木漏茶屋で続きを話すことに。