第二章 プロローグ 「秋風に舞いし紅葉」 2/2

ストーリーまとめ
この記事は約4分で読めます。

第二章(稲妻編)第二章 プロローグ 「秋風に舞いし紅葉」をスクショを交えつつ、振り返りたいと思います。
時系列的に出てきた内容に触れるだけなのでネタバレはないはずです。
最後に元動画も貼り付けてありますので、宜しければそちらもご覧ください。

 

会場から離れた場所に移動した。

万葉から、複数の元素力を使えるのではないか?と問われる。彼は幼少の頃より、風の息する音や木の葉のささやきを聞き、自然から得られる情報を理解することができるため、旅人から似たものが聞こえたと言った。

神の目に頼らず複数の元素力を扱える旅人と、どこから来たのかわからない複雑な匂いのしたパイモン。それが万葉が感じたもの。
しかし、どうやって複数の元素力を扱えるようになったのか、旅人にもパイモンにもわからない。

実際に元素力をどうやって扱っているか、万葉に見せることに。

 

なぜ万葉がこれ程までに神の目に執着するのか。既に神の目を持っているのに。

万葉は、神の目が神にとって何を意味するのか、何を持って神は神の目を人に授けるのか知りたいと言った。
神の目は神からの恩恵だが、それを回収されるということは時に死を招くことにもなる、とも。

彼は続けた。

もし七神が自らの意志で神の目を人々に授けたのであれば、今の雷神はそれについて疑問を抱いているということになる。
長いこと、新たに雷元素の神の目を持つ人は現れておらず、おそらく雷電将軍の意志が反映されている。

雷電将軍は「永遠」を追求する神であり、その「永遠」は人々に何をもたらすのか?いつの日か必ず彼女から「永遠」についての答えを得るつもりだ、と語った。

万葉の話もここまで。会場に戻ろう。

 

決勝戦の時間になっても、相手は現れない。異変に気づいた万葉は神の目が入った箱を確認しようと言った。

箱を見てみると、神の目がなくなっていた。

いつ、誰が盗んだのかわからない。しかし、万葉によると盗まれたのは先程で犯人はまだ遠くへは行っていないとのこと。

もうじき「風」が吹く、と言う万葉と共に犯人を追う。

 

風域を利用して犯人に追いついた。

犯人は、自分にも神の目があれば、この神の目を光らすことさえできれば、追いつかれずに済んだのにと言った。
どうやら神の目はどのような「願望」にも反応するわけではないようだ。

そして、神の目を持った犯人と戦い、彼が生死の狭間で全力を尽くしても神には振り向いてもらえなかった。

 

犯人を脅して戦いを仕向けた万葉は、その理由を最後の可能性を試してみたかったからだと言った。

人は窮地に陥った時、強大な力を発揮し、それが神の目を照らすきっかけになると考えていたからだ。
しかし、残念ながら何も起きなかった。

旅人が試しても、光の消えた神の目にもう一度光が灯ることはなかった。

万葉はこの神の目に執着する理由を、ある故人のことと共に語ってくれた。

 

「神罰」が下る時にのみ見られる「無想の一太刀」、それは雷電将軍が達した武の極みで、最強である証。
万葉の親友だった故人は「その一太刀、手が届かなくもない。いつの日か雷霆に相対する者がこの地上に現れる」と言った。

その後「目狩り令」が下され、放浪していた万葉は、親友が「御前試合」を申し込んだと聞いた。「御前試合」の敗者は神罰を受け、勝者は転機を勝ち取る。

彼は自分こそが立ち上がるべき人間だと思ったのだろう。それに「無想の一太刀」に相対するのが彼の願いでもあった。

万葉が天守閣に着いた時には既に神罰は下され、彼の刀が地面へと落ちる音が響いた。

 

彼は最後の瞬間、どんな顔をしていたのだろうか。想像する間もなく、万葉は光の消えゆく神の目を持ってそこから逃げた。

万葉に理解できたのは、彼の熱い想いを氷のように冷たい神像へはめ込むべきではないと、それだけだった。

 

万葉の話が終わった。再び会場へ戻ろう。

このムービーの絵がとても好き。あと、万葉の親友の胸元に子猫がいるのも◎

 

会場に戻ったが、北斗は凝光に呼ばれて不在であった。武闘会の規模が報告していたものより数倍も大きくなってしまったことが原因のようだ。

犯人のことや経緯を伝えると、旅人が優勝者に決まった。これで稲妻へも行ける。
しかし、稲妻への航路は厳しく、雷雨が絶えないようだ。それは雷電将軍が国を封鎖しようとする意志の表れ。

稲妻に向けて出港するまで時間がかかる。嵐の先に待ち受けているのは最も困難な旅かも知れない、と万葉から忠告を受け、しばらく別行動となった。

 

 

タイトルとURLをコピーしました